【投資先】選択肢は何がある?有力な投資の候補は?選び方は?

投資先の選択肢は何がある?有力な投資の候補は?選び方は?

全ての投資先に投資することは、簡単ではありません。

逆に上がるもののみを選定し、投資することも難しいです。

投資先の選択肢をもち、その中で有力なものを選ぶのが良い手段となります。

投資先に対して、投資の方法は1つとは限らず
戦略やとれるリスクに合ったものを選択する必要があります。

投資先の選択肢として以下のカテゴリーが挙げられます。

投資先の選択肢
  • 債券
  • 商品(コモディティ)
  • 暗号資産

それぞれへ投資する際の「投資先の選択肢」と、「投資方法の選択肢」を解説します。

投資先の選び方

投資先を選ぶ際、最も危険なのが「人からの意見を鵜呑み」です。

これは多くの人がしてしまい、これからもする人は消えません。

選び方を知ることで、大きな失敗は避けることができます。

投資先を選び方は以下が挙げられます。

選ぶ際に重要なこと
  • 1つに絞らない
  • 一番メジャーなものにする
  • 割安なものを仕込む

それぞれ解説していきます。

1つに絞らない

投資先は上がるものにのみ投資するのが最も良い方法です。

しかし、上がるものは何かを考えますが
結局どの投資先が上がるかは実際に上がるまでわかりません。

何か一つの大当たりを探さず、「まあまあの当たりをいくつも重ねる」のが手堅い作戦です。

これは投資先を選ぶ際「1つに絞らない」ことで再現することができます。

投資先を一つに絞らないとは具体的に以下のようなことを指します。

投資先を一つに絞らないとは
  • 複数のアセットクラスを保有する
  • アセットクラス内でも複数保有する

【アセットクラス】とは、
「株」や「債券」などの投資対象のおおまかなまとまりの事だよ。

「株」だけてはなく、債券も商品も暗号資産も保有することは良い戦略になります。

可能であれば株を保有する時も一つの銘柄ではなく、いくつかの銘柄を保有するのがベストでしょう。

よくきく「分散」をするわけですが、下落リスクのみをカバーするための戦略ではありません。

複数の銘柄を保有する目的は以下が挙げられます。

複数の銘柄を持つ目的
  • 投資しないリスクを減らす
  • 資金の入れすぎを防ぐ

投資しないこともリスクです。

上昇しているものを保有しておらず、リターンを得られなかったということを
多くの投資家が経験します。

少しでも保有していれば、上昇の恩恵を受けることができます。

また、投資のよくある失敗で資金を入れすぎることがあります。

ずっと上がり続けるはず、だから資金をいっぱい入れるという思考になりがち。

「しすぎ」は投資で命取りになるので、これを防ぐ方法としても有効です。

投資先は一つに絞らないのが手堅い。

1番メジャーなものにする

投資は分散することが大切です。

しかし、資金には限りがあり何にでも投資することができるわけではありません。。

そんな時は「その中で一番メジャーなものにする」のがおすすめです。

投資するものは、株、債券、商品、いくつもあり
各投資先における「最もメジャーなもの」に絞り投資するという策です。

「最もメジャーなもの」に絞り投資する理由は、以下が挙げられます。

「最もメジャーなもの」に絞り投資する理由
  • 取引が活発で、取引がしやすくなっているから
  • 1番メジャーで、取引できなくなることが無いから
  • 情報を集めやすいから

一番メジャーなものにする理由は、取引が活発で情報も集めやすく投資の方法が多様だからです。

株・債券・商品(コモディティ)・暗号資産が主な投資対象になります。

比重を多くとる資産以外への投資で少量だけ保有する際も
このメジャーな投資先への投資が良い選択肢になるでしょう。

メジャーなものに絞るというのは具体的に、以下が挙げられます。

「最もメジャーなもの」の選択肢
投資カテゴリー候補になる投資先
アメリカ
債券アメリカ
商品ゴールド
暗号資産ビットコイン

一覧にすると「アメリカ」への投資がメインになりがちのため
偏りを感じる場合は、工夫が必要です。

【株】に関しては「現在のメジャーなもの」ではなく
「これからメジャーになるもの」もしくは「全世界」へ投資するのも良いでしょう。

【債券】は、他の国の物より利回りや売買の活発さ信用度の高い「アメリカ」
【商品】【暗号資産】に関して、メジャーなものは言うまでもありません。

それぞれを保有する際の、最低でも保有したい選択肢として考え
資金が増えてきたら追加で次へ投資をするのが最適解です。

取引がしやすく無くならない「最もメジャーなもの」から保有を開始する

割安なものを仕込む

全ての投資先は違う値動きをしています。

常に何がが高く何がが安い状態になっており、それが永続的に続くわけではありません。

安い時に安いことに気づくことができれば
投資先はザックリしていても大きなリターンは見込めます。

割安なものを仕込む際、次のような投資先が割安と判断できます。

割安かの判断基準
  • 他と比べて、上昇してない
  • 時間軸で見た時、価格が低い

割安か判断するためには「比較」をする必要があります。

比較する際に他と比べるか、同じ投資対象でするかで見る点が違い、総合的に見ることが大切です。

割安かはいくつかの事例をみることで理解していくことができます。

割安な状態の具体例として、以下が挙げられます。

割安な状態の具体例
  • 同じ業種なのに、一つだけ上がってない
  • 同じ資産クラスなのに、価格が動いてない

投資全般にいえることですが、「似たものは、つられて価格が動く」という特徴があります。

例えば、銀行株に対しての良いニュースが出たら、銀行株は業績に関係なく同時に上昇します。

100%同じではないものの、同じ業種なら似た利益の出し方をしています。

そのため似た企業がだいたい上昇してて1つだけ追いついていないのは不自然です。

この「不自然さ」が「割安感」であり、時間の経過により修正されていきます。

また、ゴールドやシルバーなど商品(コモディティ)と呼ばれるものにも当てはまります。

他が上がってない状態で、ゴールドのみ上がると
他の商品にもいつか資金が入り始め価格が上昇します。

似たものなのに「価格がつられて動いてない」ことを発見したら投資のチャンスです。

他と比較し安いものをピックアップ。安い価格帯を把握。仕込んで上昇を待つ。

【株】へ投資する候補

株への投資では、企業への投資を行います。

全ての企業へ投資することは出来ないため、ある程度まとまった形で投資をする形になります。

国ごとに投資するのが一般的ですが、国の単位に絞ったとしても
全ての国に投資するのは難しいです。

そこで、国がまとまった形になったものへ投資するのが
株へ投資する際の良い手段になります。

株への投資をする際、選択肢として以下が候補として挙げられます。

【株】へ投資する候補
  • 先進国
  • 新興国
  • 全世界

それぞれ解説していきます。

先進国

【先進国】とは、
経済や生活が他の国よりも進んでいる国を指すよ。

何がどのくらいの水準に達したらという明確な線引きはありません。

絶対的な安定はあり得ませんが、全世界で見た時に比較的に安定している国の分類です。

先進国の一例として、以下が挙げられます。

代表的な先進国
  • アメリカ
  • 日本
  • ドイツ
  • シンガポール
  • オーストラリア

投資で株に投資する際に、多くの投資家がアメリカや日本を選択しています。

世界で一番規模の大きな国と言っていいアメリカへの投資は近年では常識となりました。

もしくは普段使う通貨である「円」で投資のしやすい日本株も主流です。

投資で入る配当は日本円であったり
日本に住んでいるからこそリアルな現状を早く正しく知れるいう「有利な面」があるからです。

以上を考えると、先進国へ投資する際の選択肢としては以下が挙げられます。

先進国】投資の選択肢
  • 勢いのあり現状のNO1である「アメリカ」
  • 生の現状の知れる「日本」
  • 他国の株価に連動するインデックス
  • 先進国のインデックス

先進国のインデックスに投資するのが、分散を考えるとベストです。

先進国の比率は変化するので、それを調整してくれることを考えると
最も手堅く失敗の確率を下げられる選択です。

しかし、投資のしやすさや手段で考えるなら「アメリカ」もしくは「日本」。

投資するために売買する商品が豊富で、自分の狙った範囲への投資も可能です。

アメリカと日本以外への投資する方法が限定的のため、投資するかしないか検討すると良いでしょう。

先進国の中で選択肢を絞って投資をするのか、先進国の全体で投資をするのかは
投資家によって考えは分かれます。

分散はした方がリスクは低く出来ますが、リターンも低くしてしまいます。

とはいえ、先進国のインデックスの中身は規模の大きい国であるアメリカのため
大きくリターンが下がることはありません。

投資のしやすさとコストを考慮して、分散させつつ先進国への投資するのが最適解です。

比較的安定した経済をもつ国への投資。

有力な選択肢は「アメリカ」か「日本」。もしくは先進国のインデックス。

新興国

【新興国】とは、
経済や生活が他の国よりも伸びしろがある国を指すよ。

何がどのくらいの水準に達したらという明確な線引きはありません。

絶対的な安定はあり得ませんが、全世界で見た時に比較的に成長の余地がある国の分類です。

新興国の一例として、以下が挙げられます。

代表的な新興国
  • 中国
  • インド
  • ブラジル
  • フィリピン
  • サウジアラビア

多くの投資家がアメリカや日本を選択しているため、新興国へ投資するのはやや逆張り的な思考です。

世界で一番じゃない現状から、これから伸びていく成長の余地へ投資する層は一定数います。

経済で世界NO2の中国や、人口や平均年齢から伸びてくるであろうインドは鉄板の投資対象です。

先進国に不足してる面が大きいため「新興国」という分類ですが

国そのものの強みを持っているケースも多く、違う視点からだと
先進国より有利という見方もあります。

例をあげるなら、「サウジアラビア」
原油という圧倒的な強みがあり、マネすることは困難です。

以上を考えると、新興国へ投資する際の選択肢としては以下が挙げられます。

新興国】投資の選択肢
  • 成長の勢いのある「インド」
  • 天然資源をもつ国
  • 新興国のインデックス

新興国は投資する為に売買する銘柄が限定的で、投資のしづらさがネックなポイント。

近年では徐々に投資信託は出来てきていますが、先進国よりも扱いづらいのが現状です。

投資をするとして、その国の通貨の投資信託ではなく
米ドルもしくは日本円での商品となります。

現地の通貨もFXで投資することは可能ですが、リスクが大きいため
扱う場合は少額で行うようにしましょう。

投資信託で新興国を個別で持つのも良いですが、価格の変動が大きいため
新興国(エマージング・マーケット)のインデックスが最適解です。

有力な選択肢は「新興国のインデックス」。個別だとリスクが高いうえ投資しづらい。

全世界

【全世界】とは、
先進国と新興国の合わさった「投資可能な範囲の全世界」を指すよ。

全世界株式とは言ったものの中身は「ほとんどが先進国」であり
たくさんの国を均等に同じ量投資するという形ではありません。

全世界を投資先として選んだ際、投資の選択肢としては以下が挙げられます。

全世界】投資の選択肢
  • 全世界株式のインデックスへの投資
  • 先進国と新興国を分けて投資

全世界への投資は
どの国に投資をしていいかわからない投資初心者におすすめされるケースが多く見受けられます。

まるごと世界を買っているから分散もきいて良い投資である点は一理あります。

しかし、投資の目的があいまいな状態で投資をして暴落が起きた際、戦略がぶれる危険性があります。

投資先として全世界を見た時に「何を重視した結果、全世界に投資したか」を明確にすることで
投資方針を一定に保つことができます。

分散のことを重視し全世界に投資をするなら、先進国と新興国は分けて投資するべきです。

全世界とはいいながら、中身のほとんどが先進国が構成されているからです。

全世界株式への投資は投資家の最善の策ではないものの、人気な理由は
投資先としての特徴以外の強みにあります。

全世界株式への投資の強みは、以下が挙げられます。

全世界株式への投資の強み
  • 手数料の安さ
  • 銘柄を一つのため、管理のしやすさ

保有コストの低さと管理のしやすさは長期投資をするうえで大切なポイントです。

全世界に投資できる銘柄が多いわけではありませんが、
人気の銘柄が優秀なため、選択をミスすることもありません。

シンプルに安い手数料で、そこそこのリターンで満足という人にとっての最適解の投資先です。

逆に言うと、高いリターンを狙う人には不向きな投資先です。

分散投資として「全世界」を選び投資する際
一つの銘柄で行う場合と、複数の銘柄で行う場合では戦略や精神状態に与える影響が違います。

もし全世界に分散するなら、銘柄も分散するのが正しい分散です。

タイパとコスパにおいて最強の投資先。行うならインデックスを複数保有すると良い。

【債券】に投資する候補

債券は一言でいうと、「国や企業にお金を貸す代わりに利子をもらう」投資です。

国が発行する「国債」や企業が発行する「社債」が対象となります。

一般的に債券に投資をする際、破綻リスクが低く信用度の高い「国債」へ投資をします。

国債もいくつか種類があり、投じる期間によって利回りも違います。

国債へ投資する際、以下が挙げられます。

【債券】へ投資する候補
  • 短期債
  • 中期債
  • 長期債

それぞれ解説していきます。

短期債

【短期債】は
1年未満の満期までの期間の短い国債だよ。

すぐに満期を迎えて現金として戻ってくるため「現金に最も近い投資対象」と言えます。

国債の中でも「お金を貸す期間」が短いため、リスクは低くリターンも低いです。

現金に近いですが、銀行の利息よりはリターンが大きいため
リスクを抑えつつリターンを得るための投資先としての最適解です。

投資資金が少ないうちは、リターンも小さいため投資の優先度としては低い投資先。

短期国債に投資する選択肢としては、以下が挙げられます。

短期国債に投資する選択肢
  • 日本
  • アメリカ

日本の通貨である「円」は通貨の中でも安全性が高く、投資の世界では日本は破綻しづらいとみられています。

安全でリスクが小さく元本割れがほぼない利点はありますが、リターンは小さすぎます。

となると、投資先としての観点では「アメリカ」が有力。

他の国の債権もありますが、投資のしづらさもあり扱いづらいのが現状です。

現金に近い、けどリターンが欲しいという投資家が一定数いるため
アメリカの短期国債は活発に取引されています。

円建てで投資することも可能ではありますが、米国の投資信託の方がコストも安く優秀な仕様になっています。

短期国債は、現金に近い投資先。投資資金が小さい時は優先度低め。

【短期国債】は、こんな人向けの投資先
  • 国債へ投資したいが、リスクは最小限にしたい人
  • 預金より多くリターンがほしい人

中期債

【中期債】は
1~5年程度が満期の国債だよ。

短期国債よりもリターンが大きく、「国債」という投資先へ投資をするなら中期以上の期間が良いでしょう。

短期国債以上にリスクの高くなるため、投資をする国の選択には気を付ける必要があります。

中期国債に投資する選択肢としては、以下が挙げられます。

中期国債に投資する選択肢
  • 日本
  • アメリカ

国債はやはり、「国の信用度」を欠かすことができないためこの2つに絞られます。

短期の特栽より満期の長い国債のため、リスクが高まります。

とはいえ同じ国債。多少の違いと考えて問題ありません。

現金に近い投資先というよりは「国債に投資することを目的とした投資先」となるため
一定水準を投資することはリターンの向上に役立ちます。

国債を買ったら、その期間は資金が拘束されると言う懸念をされることがありますが
投資信託を使えば、リアルタイムで売買でき現金化できるため活用しましょう。

リスクを抑えつつ国債へ投資する際の有効な選択肢。少しでも保有するとリターンの向上を狙える。

【中期国債】は、こんな人向けの投資先
  • 国債へ投資したいが、低リスクにおさえたい人
  • リターンより安定性を重視する人
  • 預金より多くリターンがほしい人

長期債

【長期債】は
5~30年程度が満期の国債だよ。

満期が長い分時間的なリスクが高くなり、その分リターンが高くなる傾向があります。

国債の中でもリスクが高いものにはなりますが、株や暗号資産と比べたら価格の変動は小さいです。

国債のどれか一つを持つとしたら「長期国債」が選択する投資家が多く、取引の量も多いです。

長期国債に投資する選択肢としては、以下が挙げられます。

長期国債に投資する選択肢
  • 日本
  • アメリカ

10年後も存在するであろう国に投資をする必要があり、
現段階で無くならないであろうことからこの国が選ばれることが多いです。

貰える利回りは、金利に左右されます。

金利が高い時は、長期国債のバーゲンセール中と言っていいでしょう。

低リスクでありながら、高配当と同じレベルの配当を得ることができます。

投資の初心者で、国債に投資を検討する場合は長期国債を少量という策が有効です。

【長期国債】は、こんな人向けの投資先
  • 国債のどれか1つを選んで投資する人
  • 株より低リスクで、リターンが欲しい人
  • 預金より多くリターンがほしい人

【商品(コモディティ)】に投資する候補

【商品(コモディティ)】とは
実在する資産や、生活で使用している様々な「天然資源」を指すよ。

株式は無価値になりえますが、コモディティは無価値になりません。

長期投資といえば「株」と考えがちですが、それに加え「コモディティ」の保有も重要です。

また、長期投資における「守りの面」もありながら
リスクを高い取引の方法も存在し、変動幅の大きい「攻めの使い方」も出来ます。

商品への投資をする際、選択肢として以下が候補として挙げられます。

【商品(コモディティ)】へ投資する候補
  • 貴金属
  • ベースメタル
  • エネルギー
  • ソフトコモディティ

貴金属

【貴金属】とは
希少性が高く化学的にも安定してて、長く投資されてきた金属の一種だよ。

人工的に作れず、地球から採掘できる量に限りがあるため
価格が大暴落することはありません。

各国の中央銀行は、自分の国の通貨を生産することができ
世界に出回るお金の量を「マネーサプライ」と呼びます。

マネーサプライが増加すると、お金の価値(レア度)は希薄化し、
それに伴って、存在する量に限りのある貴金属の価値が上昇する傾向があります。

代表的な貴金属としては、以下が挙げられます。

代表的な貴金属
  • 金(ゴールド)
  • 銀(シルバー)
  • プラチナ
  • パラジウム

特に「ゴールド」は国連が通貨として認識している特別なコモディティで
何千年も前からお金として使われてきました。

経済活動に使用される用途に違いはありますが、「インフレ対策」としては有効な投資先です。

資産の大半を貴金属にするというのは良い策ではありませんが、一部でも保有するのはおすすめです。

【貴金属】は、こんな人向けの投資先
  • リスク分散したい人
  • インフレ対策をしたい人
  • 長期投資を行っている人

ベースメタル

【ベースメタル】とは
貴金属よりも存在する数が多く、産業用金属として使用される金属だよ。

インフラ整備や製造業の「材料」として広く使われており
資産として実物を保有するという資産の一部のような扱いはあまり聞きません。

投資の対象としても使用されますが、貴金属よりも市場規模は小さめ。

代表的なベースメタルとしては、以下が挙げられます。

代表的なベースメタル
  • 亜鉛
  • ニッケル
  • アルミニウム

ベースメタルの中で、最も市場規模が大きく流動性が高いのは「銅」です。

経済活動に使用されることもあり、経済が活発な時は需要が増えて価格が上昇します。

人口が多くインフラが完全でない国の経済と似た価格の推移をするため、
中国などと価格の動きが相関することもあります。

投資する方法に限りがあり、株価と似た動きをすることが多いため
優先度としては低いと言えるでしょう。

そのため、初心者は無理に扱わなくても良い投資先です。

【ベースメタル】は、こんな人向けの投資先
  • リスク分散したい人
  • インフレ対策をしたい人
  • 貴金属以外の金属にも投資したい人

エネルギー

【エネルギー】
地上の深くから取り出せる、食べることができない「燃料」を指す資源だよ。

製造段階の材料や運輸の際の燃料に使用され
資産として実物を保有するという資産の一部のような扱いはあまり聞きません。

経済動向と強く連動する傾向があり、経済活動が活発になると需要が高まり価格が上昇します。

また「燃料」という側面から、夏や冬の冷暖房需要によって価格が左右されやすいケースもあります。

代表的なエネルギーとしては、以下が挙げられます。

代表的な貴金属
  • 原油
  • 天然ガス

原油は「ニューヨーク原油(WTI)」と「ブレント原油(北海原油)」の2種類がありますが
同じ原油なので価格の推移はほぼ一緒です。

天然ガスは、原油よりも価格の変動が激しく投資の際は注意が必要です。

同じエネルギーではありますが、原油と天然ガスは価格の推移は同じにならないため
分散という観点では有効な選択肢です。

しかし、投資する方法に限りがあり、株価と似た動きをすることもあるため
優先度としては低いと言えるでしょう。

価格の変動が激しいこともあり、初心者は無理に扱わなくても良い投資先です。

【エネルギー】は、こんな人向けの投資先
  • リスク分散したい人
  • リスクをとり、リターンを狙いたい人
  • 貴金属以外のコモディティにも投資したい人

ソフトコモディティ

【ソフトコモディティ】とは
栽培もしくは飼育によって生み出されて、生活と関係が近い資源だよ。

種類が豊富ですが
資産として実物を保有するという資産の一部のような扱いはあまり聞きません。

貴金属・ベースメタル・エネルギーとは違い、採れる地域は多く
人に手により時間をかけて生産されます。

人が生活で消費するという側面から、需要と供給により価格が決まるケースが多いです。

代表的なソフトコモディティとしては、以下が挙げられます。

代表的なソフトコモディティ
  • トウモロコシ、大豆、小麦
  • コーヒー、ココア、オレンジジュース
  • 砂糖
  • 生牛、豚肉
  • 材木

穀物や飲料系のもの、様々ありますが自然由来のものが多く
不作などの原因により、希少性が高まることで価格が上昇することがあります。

同じ穀物(トウモロコシ、大豆、小麦)などの場合、価格が相関します。

また、コーヒーと砂糖も相関関係にあります。

株式市場とはあまり連動しない傾向があり
変動幅は大きく、それぞれ独自の価格推移をします。

同じソフトコモディティではありますが、価格の推移はそれぞれバラバラで
複数の種類を保有することは、分散という観点では有効な選択肢です。

しかし、投資する方法に限りがあり、株価と似た動きをするものもあるため
優先度としては低いと言えるでしょう。

価格の変動が激しいこともあり、初心者は無理に扱わなくても良い投資先です。

【ソフトコモディティ】は、こんな人向けの投資先
  • リスク分散したい人
  • リスクをとり、リターンを狙いたい人
  • 株以外の分散で利益を出したい人

【暗号資産】に投資する候補

【暗号資産】とは
ブロックチェーン技術を使って管理される「デジタル資産」です。

新しい金融商品で、「仮想通貨」と呼ばれていましたが
最近では資産の一つと認識が広まってきており「暗号資産」と呼ばれることが多くなってきました。

ネットワーク上で取引と管理する資産の為、端末と電力は必須。

暗号資産の投資の候補として、以下が挙げられます。

【暗号資産】へ投資する候補
  • ビットコイン
  • アルトコイン

ビットコイン

発行量が2100万枚と決まっており、存在する量に上限があります。

価値保存に使われるゴールドの同じ役割を担うことから
そのデジタル版ということで「デジタルゴールド」と呼ばれることもあります。

株・債券・コモディティと違い、政府や中央銀行になどの元締めのような存在がなく
依存するものがない独立して資産です。

ビットコインへ投資する際の選択肢としては、以下が挙げられます。

ビットコイン】投資の選択肢
  • 現物
  • 投資信託
  • 先物


最もリスクとコストは抑える方法は、ビットコインの「現物」をウォレットで保有することです。

投資信託を使い投資することも出来ますが、
コストが高く投資先がビットコインのみで分散ができているわけでもありません。

先物はそもそも取引のリスクが高く、
価格変動の激しい暗号資産で使うのは危ないのでやめましょう。

資産の大半をビットコインにするというのはリスクが大きく良い策ではありませんが、
一部を現物で保有するのはおすすめです。

【ビットコイン】は、こんな人向けの投資先
  • リスク分散したい人
  • リスクをとり、リターンを狙いたい人
  • 株以外の分散で利益を出したい人

アルトコイン

【アルトコイン】は、
ビットコイン以外の暗号資産全体の総称だよ。

ビットコイン同様に発行量が決まっているものも、上限が無いものもあります。

担う役割や特徴がそれぞれ違いますが、
アルトコインと大きな分類としては同じにされています。

代表的なアルトコインとしては、以下が挙げられます。

代表的なアルトコイン
  • イーサリアム
  • ソラナ
  • リップル
  • ドージコイン

ビットコインにはない技術や使い道があり、伸びしろや期待値が
アルトコインに投資する同期になります。

しかし、ビットコイン以外という大きな分類ということもあり
投資するアルトコインは慎重に選ぶ必要があります。

変動幅はビットコインよりも大きいことも珍しくなく、リスクは大きめです。

アルトコインへ投資する際の選択肢としては、以下が挙げられます。

アルトコイン】投資の選択肢
  • 現物
  • 投資信託
  • 先物

投資信託と先物については、まだできない物が多いですが
今後さらに多くのアルトコインのものが出てくると予想されます。

アルトコインも「現物」をウォレットで保有することが現状の最適解です。

しかし、まだ暗号資産自体がに資産の一部として懐疑的な意見が多く
新たにアルトコインの投資信託が増えていく流れにはありません。

投資信託が出た場合、資産としての扱いが確立されたことを意味し
現物も大きく価格が上昇します。

アルトコインの選択は慎重に行い、
ビットコインの次の選択肢として一部を現物で保有するのはおすすめです。

【アルトコイン】は、こんな人向けの投資先
  • リスク分散したい人
  • リスクをとり、リターンを狙いたい人
  • 株以外の分散で利益を出したい人

おわりに

今回は投資先の選択肢と選び方について解説しました。

何に投資するかで投資のリターンは大きく変わります。

投資先の選び方は人により違いますので、今回紹介したものを例に
自分なりの良い方法を見つけるのがベストです。

投資先は分散するのが基本ではありますが、
「しすぎ」もリターンを下げたり管理の手間が増えるのでご注意を。

投資をするヒントになりましたら幸いです。

タイトルとURLをコピーしました