【初心者投資家必見】よくやる失敗と回避方法。リカバリーの仕方は?

投資の方法

投資は失敗の連続です。

しかしながら、初心者の時に経験する失敗は決まっています。

誰もがする失敗は、最も起こりやすい失敗で
この失敗の大きさによっては投資をやめるきっかけになってしまいます。

事前に知っていることで、失敗は小さくすることは出来ます。

今回は初心者のよくやる失敗と、それを回避する方法、失敗した時のリカバリー方法を解説します。

初心者のよくやる失敗

失敗はして当たりまえではありますが、失敗の仕方が悪いと投資を続けることが困難になります。

失敗する前に事前に知っていても、リアルタイムでは分からなくなりがちです。

無知は投資において命取りになるので、十分に注意しましょう。

初心者のよくやる失敗として以下が挙げられます。

初心者のよくやる失敗
  • リスクのとりすぎ
  • 情報の鵜呑み
  • 損切りをしない

それぞれ解説していきます。

リスクのとりすぎ

原因リスクへの理解が浅さ
危険度★★★★★

投資のリスクに耐えられる度合いを「リスク許容度」と呼び
これは個人によって違います。

数値化出来るものではなく、
今の自分はどのくらいなのかは、投資を実際にしないとわかりません。

ストレス耐性と似ていますが、これとは別で
リスク許容度は、投資慣れをしていく中で徐々に大きくなっていきます。

許容度を超えた投資は、失敗に繋がる鉄板のパターンです。

リスクをとりすぎるものは、以下のいずれかです。

リスクのとりすぎるもの
  • 投資する「額」
  • 投資対象の「変動幅」

投資のリターンは投資した額と変動幅で決まるよ。

だからリターンを得るためには、リスクを避けることはできまないよ。

投資をし始めたばかりは、「リスクを負うこと」自体に不慣れで
適切なリスクの負うようにコントロールすることは難しいです。

実際に資金を投じた後に、自分が投資したものの値動きが想像以上で
怖くなるケースもしばしば。

リスクをゼロにすることは不可能ですが、リスクを取りすぎると人間は同じ症状が現れます。

以下のようになるのであれば、リスクのとりすぎです。

リスクを取りすぎな状況
  • マイナスの額を見て精神状態が冷静ではなくなる
  • 心臓が常にドキドキしている
  • 値動きが不安で何も手につかない

値動きに一喜一憂し、不安や焦りや後悔をします。

マイナスの額を見た時「これだけの額があればアレが出来た、コレが買えた」と考えます。

悲しくなる程度であれば大丈夫ですが
パニック状態に陥り、想定外の動きを「自分自身が」してしまうのは危険です。

冷静な判断が出来ない状態で勝つことは不可能だよ。
勝つためにリスクの大きさには気をつけようね。

自分のリスク許容度を理解するところから。少しずつ慣らしていくのが良い。

情報の鵜呑み

原因情報の精査する力が未熟なため
危険度★★★☆☆

情報は多くの媒体から得ることができます。

snsや本、もしくは人から得ることもあるでしょう。

「情報を鵜呑みにしてはいけない」わけではありませんが
投資において情報は利益に直結しますが取り扱いには注意が必要です。

具体的な理由としては、以下が挙げられます。

鵜呑みにしてはいけない理由
  • 情報が古い可能性あり
  • プラスの面しか見えてない危険性あり

情報は「新鮮さ」と「正しさ」が命だよ。

株価や取引の価格は、最新の情報や状況を日々織り込んで推移し
更新され続けています。

「△△が□□になったから〇〇は買い」という情報は、
その日の世界に出回っている情報全てと状況が考慮されたうえでの戦略です。

見た瞬間にも同じとは限らないので、参考にする程度がおすすめです。

また、情報には常にプラスとマイナスの情報があります。

情報の内容にマイナスの情報が明記されていないことは珍しくありません。

良いところしかなく、魅力的だと感じるからこそ鵜呑みにしがちです。

完璧な投資対象は存在せず、マイナスの面も必ずありますので
足りない部分は自分で調べてカバーし、情報として完成させてから投資するのが安全です。

情報は、発信者からではなく
「ニュースそのもの」や「元になってる記事」を見るといいよ。

情報に踊らされることなく、精査して使う。

損切りをしない

原因投資の経験不足
危険度★★★★★

損失は決済しないと実際の損失にはなりません。

評価の段階の損は、そこから巻き返してプラスになる可能性を秘めています。

このような思考から損切りを出来ず、損失は拡大させてしまうケースが多いです。

損切りをするべき理由は以下が挙げられます。

損切りをするべき理由
  • 現在の損以上の損を防ぐため
  • 資金不足による機会損失をしないように

資金がどんどん抜けていっているので損が出ており
現在の損は、さらに拡大する危険性があります。

ほっとけば大丈夫と思い傷口が悪化するケースは珍しくありません。

戦略やシナリオが崩れたら、軽傷で済むように立ち回るのがいいでしょう。

保有しているものの評価が下がっている状態を「評価損」といい、
このまま決済せず保有したままにすることを「塩漬け」と呼びます。

確かに損失にはなりませんが、投資資金がロックされた状態になり
チャンス時に資金が足りない原因に繋がります。

いつ訪れるかわからないチャンスを掴むための資金を確保するための損切りです。

一時的にはリターンがマイナスになりますが、
長い期間で見たらチャンスをしっかりと掴む方が結果的に利益が多く出て資産を増やせます。

損切りを正しく出来るか出来ないかが、初心者か玄人かの違いだよ。

資金ロックはチャンスを逃す原因。「大きく勝つ」ためには「小さな負け」は必要。

【回避方法】失敗しないためには

失敗の実態がわかれば、未然に失敗は回避することが出来ます。

失敗を少なく小さく。大大大失敗をしないのが大切だよ。

投資家が生き残るために「自衛として行っていること」であり
多くの投資家は共通して行っています。

失敗の回避方法は、以下が挙げられます。

失敗の回避方法
  • 余剰資金のみで行う
  • 現金を0にしない
  • レバレッジを使用しない

順に解説していきます。

余剰資金のみで行う

投資をするお金として、生活費から切り崩して行う人がいます。

これは非常に危険であり判断を誤る可能性が増すので、絶対にするべきではありません。

一時的に使って、また生活費に戻せばいいという考えも危険です。

余剰資金以外のお金は「生活に必須のお金」です。

これを使って行い投資の弊害として以下が挙げられます。

余剰資金以外で行う投資の危険
  • 減らせないという心理から判断を誤りやすくなる
  • 撤退=退場になる状態での投資になる

投資の格言に「命金には手をつけるな」というものがあるよ。

命金とは、これが無いと生活が出来ないというお金のこと。

背水の陣のような思考で投資を行うのは、正しい判断を冷静にできなくなる原因になります。

余裕のない状態で的確な作戦や采配ができず、損失を負うのはただの自爆。

余剰資金であれば、最悪0になっても再スタートはできますが
生活にまで影響が出る失敗は再起は難しいでしょう。

余剰資金で投資を行う際の方法として、以下が挙げられます。

余剰資金での投資の行い方
  • 毎月の給料の1割を投資資金として充てる
  • 臨時収入など本業以外の収入を充てる
  • 獲得したポイントを投資に使う

失っていいお金はありませんが
生活に影響が出ない範囲のお金をなるべく多く投資に割きたいです。

毎月の給料から出せるだけ出すというのも、ありですが初心者のうちはリスクが高いです。

本業以外での収入やポイントなど、生活を送る為に必須じゃない資金を使うのが安全策と言えます。

あくまでも一例で、余剰資金をうまく管理できるのであれば方法は何でもOK

人生においての致命傷になる失敗を避けるために、冷静な判断が必須。

冷静な判断は、資金管理の徹底が必須だよ。

投資と生活に使うお金は分けて考える。人生単位での混ぜるな危険。

現金を0にしない

投資資金を全て投資商品に入れる方もいます。

これを「フルインベストメント」と呼びますが、初心者にはおすすめしません。

複利を活かすという観点では優れていますが、
失敗を避けたいのであれば現金は0にせず、一部は現金のまま持つのが良い策です。

現金を0にするべきではない理由は、以下が挙げられます。

現金を0にするべきではない理由
  • 安くなった時を、玉切れ状態で迎えないため
  • 心の安定のため

価格は不定期で下がり
その時は、安くなった「良い買いのチャンス」です。

チャンスは年に一度、最強の買い場なんて数年~十年に一度しかこないよ。

「大暴落」をしている時は
投資家たちは普段から保有している株の価値が下がり、気持ちも雰囲気も最悪です。

暴落している時に買付できる現金のある投資家にとってはチャンスですが
ない投資家は何も出来ません。

安くなった時に買えるように、
普段から「チャンスの時に追加投資として使える資金」を確保しておく。

また当然ではありますが
投資資金は自分のお金であり、減ったら心が動きます。

現金を0にしての投資は「余力0での投資」になり大きなリスクを負っている状態です。

リスクの取り過ぎは冷静な判断力が消え、戦略にない悪手をしてしまう原因になります。

下落時に正しく動ければ大きなチャンスになりますが、一般的には大ピンチです。

周りにつられ、心が不安定になるとチャンスを活かせません。

下落時でも正しく動くためには「心の安定を生み出すお金」が必要。

レバレッジは使用しない

レバレッジとは、少ない資金で大きなリスクをとり大きなリターンを狙いに行く
「てこの原理」のような方法です。

投資資金は一気に増やす方法として有効ですが、失敗を避けるためにはしない方が良い。

投資は、リスクをとる「回数」よりも「大きさと質」により危険度が変わります。

レバレッジを使用しない方がよい理由は以下が挙げられます。

レバレッジを使用しない方がよい理由
  • 一度の失敗で一発退場の危険性あり
  • 借金を負う危険性あり

レバレッジは、リターンを狙うために自らリスクを取りに行くスタイルだよ。

上手く使えばチャンスで大きく増やすことになりますが、そもそもが初心者向けではありません。

一度の大きな損失で、資金を全て溶かすというのが珍しくなく、
「投資は危険」というイメージは、この取引方法から来ています。

リスクを自分でコントロールして、効果的に使えば良い戦略となりますが
価格をこまめに監視できないのであれば、見ていない間に大損というケースもあり得ます。

また、利益も損失も青天井で資金全てを溶かして終わりではありません。

足りないお金は払い義務があり、投資に復帰するのも難しくなるでしょう。

具体的なレバレッジとしては以下が挙げられます。

避けるべきレバレッジ
  • FX
  • CFD
  • 先物

量とタイミングを適切に行えば良い戦略になりますが、リスクは大きめ。

世紀の大暴落じゃなくても破産するケースがよくあります。

大きな失敗に繋がる可能性は、他の投資よりも大きいため
手を付けないのが一番の安全策になります。

取引するものは、他の手段でも投資する方法があるから
リスクの限定されているもので代用すると良いね。

レバレッジは「諸刃の剣」。魅力的だが、失敗シナリオが怖すぎる。

【リカバリー】もしも、失敗したら

投資で失敗というのは、損失が出て資金が底をついた状態と言えるでしょう。

もしくはそれ以上でマイナスになっていることも想定できます。

投資の失敗が「元本割れ」程度でおさまっているなら、リカバリーはそんなに難しくありません。

正しい順序で、正しい形へと修正すれば心配無用です。

具体的なリカバリーの方法は、以下が挙げられます。

リカバリーの方法
  • ポジション整理
  • 資金作り
  • 戦略や方針の立て直し
  • 再出発の仕方

順に解説していきます。

ポジションの整理

自分のとっているポジションや買っている銘柄を整理するのはリカバリーの良い方法です。

失敗をしたと感じているのであれば、想定外のことが起こっているはず。

戦略にもよりますが、自分の中でのシナリオが崩れているならポジションの整理をしましょう。

ポジションを整理するべき状況は以下が挙げられます。

ポジションを整理するべき状況
  • 短期間での予想が外れた
  • 資金に余裕のないほどエントリーしている
  • 精神が不安定になる量のポジションをとっている

失敗かどうかは戦略によるため、すぐの判断が難しいことがあります。

しかし、総じて言えることは「戦略のないポジションは切る」ということ。

利益であれば良いですが、適当にエントリーして損をしている状況は危険すぎます。

ギャンブル的な運に任せたポジションでは成功し続けることはできません。

投資に絶対はないので、「ポジションを整理する」という選択肢をもち
同じ失敗はしないように心に刻もうね。

戦略的な撤退は、生き残っている全ての投資家がしている

資金作り

投資で損失を出し、投資資金が減ることはよくあります。

資金は再び増やそうとしても、短期間で行うのは簡単ではありません。

そのため資金作りの期間をとることも選択肢の1つです。

資金作りの方法は「本業・副業・節約」につきますが、資金作り中でも行えることはあります。

資金作り中にしておくことは以下が挙げられます。

資金作り中にすること
  • 戦略や方針の立て直し
  • 少額でもポジションをもつ
  • 投資対象をピックアップし監視を続ける

資金作りに集中し、その後投資に集中するのが良いと考えて方もおり、好みは別れるところ。

しかし、投資は「相場勘」という言葉があるほど勘や感覚が大切になります。

実際に株などを保有していなくても、勘を使うことをやめないのが大切です。

投資のエントリーへの注力は下がるだけで0にはせず、情報収集と戦略の構築をしましょう。

そもそもが、投資はほぼ待ち時間だよ。資金作りしながらチャンスを狙おうね。

資金作り中も少量でも投資を出来たらベスト。全く離れてしまわないようにする。

戦略や方針の立て直し

扱う投資商品や売買の方法は損益大きく関わります。

立て直すということは「前回とは違うものにする」ことをなります。

初めから完成された作戦を成功させることは出来ません。

前回の失敗は何が原因だったのか理解し、パワーアップしたものにすることが大切です。

立て直す事柄としては、以下が挙げられるます。

立て直す事柄
  • 投資カテゴリー
  • 比率
  • 売買の方法

投資はタイミングさえ良ければ、何を売買しても勝てます。

投資は「扱うもの・タイミング・自分の行動」が合わさりリターンが生まれます。

必ずしも戦略や方針が間違っているとは限りません。

自分が原因の場合は、
「知識や経験が不足しているから」というすぐには対策がとれない結論になります。

投じる額を減らし、正しく冷静に動けるようにリスクをコントロールすることが必要です。

上手くいかないと焦ってしまい、その時にあった戦略に変えてしまいがちです。

100点の投資は無理だよ。100点じゃなくてもリターンは出るよ。

「それなりの正解」を出し続け、
さらに改善をしていくのが正しい立て直し方であり、修正の最適解。

再出発の仕方

資金が整ったら投資を再開する日が来ます。

しかし、ここで焦ってはいけません。

ようやく再開できると嬉しくなり、フルパワーでやりたくなりますが
正しく慎重に行わないと再び失敗をしてしまいます。

再出発の時に気を付けるべきことは、以下が挙げられます。

再出発の際に気を付けること
  • ポジションを一気にとらない
  • 戦略を一つに絞らない
  • ベストのタイミングを狙わない
  • 生き残ることを重視する

よく言う「分散」をすることが鉄則となります。

再出発のタイミングが絶好の買い場なんてことは、ほぼありません。

明らかなチャンスは、投資をしていく中で訪れますが、
そのタイミングにとのチャンスに気づき冷静に資金を投じる必要があります。

柔軟に広く構えてチャンスを拾えるように100点のポジションにこだわらず
1つの戦略に縛られずにエントリーをしましょう。

安くてももっと下がることもありますし
チャンスを逃しても、生き残ってさえいればまたチャンスをお目にかかれます。

再開する時は嬉しんだよね。けど自分の為にも、どうか慎重に。

焦らず、慎重に。100点の投資じゃなくても、継続により結果はついてくる。

おわりに

今回は初心者のよくやる失敗とその対策を解説しました。

投資は続けることが大切です。

買い増しし続けるという意味ではなく、少しでも保有を続けるということ。

お金に常に働いてもらってる状態が保て
市場や企業からの恩恵が受けれて、複利の効果を使えます。

負けて投資をやめるのが、よくある流れですが
負け方と巻き返し方がしっかりしていれば、資金を増やすのは誰でもできます。

諦めず、真剣に取り組み、負けることで得た経験値をもとに投資力を上げていきましょう。

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